いつもありがとうございます。
訪問看護ステーションこやま 管理者の小山です。
訪問看護を理由する場合には、条件によって医療保険での利用と介護保険での利用に分かれます。今回は医療保険で訪問看護を利用する場合の料金について説明します。
医療保険で訪問看護を利用する場合は基本料金と各種加算料金を合わせた金額が必要になります。基本料金と加算料金について、わかりやすく説明します。
医療保険での訪問看護の基本料金
訪問看護サービスの基本料金は、訪問する職種、サービス提供時間、同一建物の人数等によって異なります。今回は看護師や理学療法士などリハビリ職が訪問する場合の金額を書いていきます。
正看護師や理学療法士等による訪問の場合:
- 月の初日: 基本療養費 7,400円、管理療養費 5,550円
- 週3日まで: 基本療養費 2,980円、管理療養費 5,550円
- 週4日以降: 基本療養費 2,980円、管理療養費 6,550円
- 同日2回目: 4,500円
- 同日3回目: 3,500円
准看護師による訪問の場合:
- 月の初日: 基本療養費 7,400円、管理療養費 5,050円
- 週3日まで: 基本療養費 2,980円、管理療養費 5,050円
- 週4日以降: 基本療養費 2,980円、管理療養費 6,050円
- 同日2回目: 4,500円
- 同日3回目: 3,500円
基本療養費と管理療養費というものがあり、厳密には分かれているのですが、ここでは簡単に基本療養費と管理療養費を合わせたものが基本料金になると考えて良いと思います。
各種加算
訪問看護サービスには、さまざまな条件やサービス内容に応じて加算される料金が存在します。以下に、主な加算項目とその内容を簡単に説明します。
今回の記載については分かりやすく、10割負担の場合の金額を記載していきます。自分の保険証を確認して頂き、負担割合の数字を記載の料金にかけ算してもらえればご自分の負担がわかると思いますので確認をしてみてください。
情報提供療養費
¥1,500
この加算は、訪問看護スタッフが利用者や家族に看護や健康管理に関する情報を提供する際に適用されます。
24時間対応体制加算
¥6,400
24時間対応が可能な体制を整え、利用者や家族からの電話等に応じることができる訪問看護ステーションに対して適用されます。
特別管理加算Ⅰ
¥5,000
特別な管理が必要な利用者に対して、訪問看護の実施に関する計画的な管理を行った際に適用されます
特別管理加算Ⅱ
¥2,500
特別な管理が必要な利用者に対して、訪問看護の実施に関する計画的な管理を行った際に適用されます。
退院時共同指導加算
¥8,000
退院や退所時に訪問看護ステーションの看護師等と入院・入所施設の職員が共同で在宅療養の指導を行い、その内容を文書で提供した際に適用されます。
特別管理指導加算
¥2,000
訪問看護における特別な管理指導が必要な場合に適用されます。
退院時支援指導加算
¥6,000
退院時に利用者や家族に対する支援指導が必要な場合に適用されます。
在宅患者連携指導加算
¥3,000
在宅での患者ケアに関する連携指導が必要な場合に適用されます。
在宅患者緊急時等カンファレンス加算
¥2,000
在宅患者の緊急時に関するカンファレンスが必要な場合に適用されます。
長時間訪問看護加算
¥5,200
1回の訪問時間が90分を超えた場合に適用されます。
緊急訪問看護加算
¥2,650
利用者や家族等の緊急の求めに応じて、診療所または在宅療養支援病院の主治医の指示により連携する訪問看護ステーションの看護師等が訪問看護を行った際に適用されます2。
早朝・夜間訪問加算
¥2,100
午後6時~午後10時、午前6時~午前8時の時間帯に訪問看護を実施した場合に適用されます。
深夜訪問看護加算
¥4,200
深夜加算は午後10時~午前6時の時間帯に訪問看護を行った際に適用されます。
乳幼児加算(6歳未満)
¥1,500
6歳未満の乳幼児に対する訪問看護サービス提供時に適用されます。
複数名訪問看護加算
¥3,800 – ¥4,500
複数の看護師等で訪問看護を行った際に適用されます。職種の組み合わせによって料金が異なります。
まとめ
訪問看護の料金は、基本料金と各種加算に分かれており、その計算は訪問する職種やサービス提供の条件によって異なります。
基本料金は、訪問の頻度や訪問看護師の職種によって変動し、各種加算は特定のサービスや条件を満たした際に適用される追加料金です。
これらの料金は、利用者の負担額が1割から3割であることを基本としており、診療報酬改定により変動する可能性があります。
料金についての詳細や最新の情報は、お近くの訪問看護事業所にお問い合わせすることが重要です。
今回最後までありがとうございました。